劇団さっぽろ作品紹介
劇団さっぽろでは、幼稚園・保育園・小学校・中学校・高等学校公演をはじめとし、おやこ観劇会や一般公演を行っております。
「五感で楽しむ短編演劇集」 対象:中学校・高等学校・一般向け
中学校などの国語の教科書に出てくる作家の、短編を舞台作品として表現してみました。 舞台は観客と役者が、同じ空間と時間に展開していくものです。
視覚、聴覚はもちろん嗅覚、触覚、味覚までをも共有することが可能です。
作家の文章表現の豊かさを、我々は五感全てに訴える舞台作品で挑んで
みました。観た後で、小説を読んでみたくなる舞台をめざしています。
○古典落語「火焔太鼓」(上演時間:22分)
○中島敦 「名人伝」 (上演時間:16分)
○芥川龍之介「魔術」 (上演時間:18分)
○太宰治「葉桜と魔笛」(上演時間:25分)
○カフカ「断食芸人」 (上演時間:20分)
各作品の間に6分間の準備が必要です。1時間20分程でお好きな作品3本を続けて観ていただけます。
「ハックルベリー・フィンの冒険」 小学生・中学生対象

原作・ マーク・トウェイン
脚色・ 野島瑤代
演出・ 野島瑤代 真壁六郎
「ハックルベリー・フィンの冒険」について
原作はマーク・トウェインの有名な作品です。ヘミングウェイの言葉を借りれば、すべてのアメリカ文学の源です。でも小さい子どもが親を嫌って家出するのは、今でもよくあることです。そういう意味では子ども達にも判り易い話です。ただ1時間ほどの舞台作品の中で逃亡奴隷とか、南北戦争前の緊張感とか、よても大きな問題を、その中に盛り込むのに少し悩みました。
その時に、松岡正剛さんの「千夜千冊」でハックを取り上げた文章に出会いました。アメリカのヒーローは嫌いだが、ハッククルベリー・フィンは好きだと書いておられました。「不良の美学」というようなものについて、とても大きなヒントを頂きました。
ハックは奴隷制度廃止の戦士ではありません。世の中の制度に従えない不良です。でも、制度に従わなくても自分の良心には嘘をつかずに生きようとするのです。そこに、子どもたちの共感を得られたら、この舞台は成り立つと考えました。ただ、不良を主人公にした舞台が学校の先生がたからどう評価されるのかが最後に気になります。これまで上演結果は、そのようなことにクレームはありません。それは私がハックを本来の姿より「良い子」に作ってしまったかも知れません。それが最近気になっています。
私たちの作品は、体育館を想定して作っています。劇場より不利な事も多いのですが、この作品では逆に体育館だからできる仕掛けを考えました。実際の公演で、それは子どもたちにとても好評です。ぜひ、芸術鑑賞の対象作品としてご検討下さい。札幌の小学校で上演させていただいた時の録画をDVDにした資料もご覧下さい。何卒よろしくお願いいたします。
演出部 真壁六郎
「ねずみの嫁入り」 幼稚園・保育園対象
庄屋さんは、大事に大事に育てた娘に、世界で一番強いのお婿さんを探しました。
「娘はお日様の嫁にする!」
でも、娘には大好きな男の子がいます。困った娘たちのために、長者が庄屋さんと
問答をします。
皆さんご存知のあのお話です。昨年から公演を続けて、すでに100ヶ所近くで観ていただきました。昔話のストーリーはそのままに、随所に現代的な味付けをしております。スピーディーに迫力のある作品になっております。
「ソメコとオニ」 保育園・幼稚園対象
「ソメコとオニ」では、恐れられるはずのオニが小さな女の子(ソメコ)の無邪気さに困ってしまうという気のよい鬼として登場し、つよいものよわいものの立場が逆転してしまうというおもしろさが表現されています。
「オニ」と聞くとはじめは怖いと言っていた子ども達が最後には「面白かった」とたくさんの笑顔で感想を言ってくれることでしょう。