加藤多一氏の新作『ホシコ-星をもつ馬』を07年度一般公演で上演したいとお願いして上演許可をいただきました。
ご存じでしょうが、ひたいに星をもつ牝馬とその名付け親の12歳の少年コウの、人間同士より濃密な愛情関係、アイヌの老人のことば「たたくな。ぜったいに、たたくな」という教えに従って、非暴力をつらぬくコウ、だが最大の暴力・戦争のため人間も馬も中国大陸へ出征させられ、故国へ戻ることはなかったのです。
作者の少年時代からの馬との交流、大陸から沖縄へ送られ戦死さ
せられた実兄への想いを吐露する作品でもあり、子どもから大人まで
幅広く読者の胸をうつ物語です。
紹介
加藤多一…1934年6月 紋別郡滝上村サクルーで生まれる。
生家はハッカ草などを作る農家であった。現在、長沼町在住。
以下、加藤多一著作リスト(「水の川―加藤多一の世界」北海道新聞社)より。
○白いエプロン白いヤギ(偕成社)
○ふぶきだ走れ(北海道新聞社)
○ミス牧場は四年生(偕成社)
○原野にとぶ橇(偕成社)