原作・ マーク・トウェイン
脚色・ 野島瑤代
演出・ 野島瑤代 真壁六郎
「ハックルベリー・フィンの冒険」について
原作はマーク・トウェインの有名な作品です。ヘミングウェイの言葉を借りれば、すべてのアメリカ文学の源です。でも小さい子どもが親を嫌って家出するのは、今でもよくあることです。そういう意味では子ども達にも判り易い話です。ただ1時間ほどの舞台作品の中で逃亡奴隷とか、南北戦争前の緊張感とか、よても大きな問題を、その中に盛り込むのに少し悩みました。
その時に、松岡正剛さんの「千夜千冊」でハックを取り上げた文章に出会いました。アメリカのヒーローは嫌いだが、ハッククルベリー・フィンは好きだと書いておられました。「不良の美学」というようなものについて、とても大きなヒントを頂きました。
ハックは奴隷制度廃止の戦士ではありません。世の中の制度に従えない不良です。でも、制度に従わなくても自分の良心には嘘をつかずに生きようとするのです。そこに、子どもたちの共感を得られたら、この舞台は成り立つと考えました。ただ、不良を主人公にした舞台が学校の先生がたからどう評価されるのかが最後に気になります。これまで上演結果は、そのようなことにクレームはありません。それは私がハックを本来の姿より「良い子」に作ってしまったかも知れません。それが最近気になっています。
私たちの作品は、体育館を想定して作っています。劇場より不利な事も多いのですが、この作品では逆に体育館だからできる仕掛けを考えました。実際の公演で、それは子どもたちにとても好評です。ぜひ、芸術鑑賞の対象作品としてご検討下さい。札幌の小学校で上演させていただいた時の録画をDVDにした資料もご覧下さい。何卒よろしくお願いいたします。
演出部 真壁六郎
小学生低学年向け

『すてきな三にんぐみ』
原作:トミー=アンゲラー 訳:今江祥智 演出:真壁六郎
黒いマントに黒いぼうし。
こわい泥棒三人組のおはなし。
こわいはずの泥棒が、なぜ?「すてき」なのか?
ハッピーエンドで終わるこのお話は、子ども達をたくさんの笑顔にしてくれる作品です。
劇団さっぽろの『すてきな三にんぐみ』どうぞお楽しみ下さい。
※尚、劇団さっぽろでは、小学生低学年と高学年と分けて上演することも可能です。お気軽にご相談下さい。